腰が痛い、と書いて腰痛と読みます。
この症状はその名の通り、腰に痛みが走ることを指します。皆さんは腰痛を抱えていらっしゃいませんか?「頭痛なんかとは違って仕事や学業にただちに影響が出るわけでもないし、周りにも腰痛を抱えている人はいるし。
慢性的な腰痛だろうから特に対処しようとも思わない」と言う方はいらっしゃいませんか?
その腰痛、本当に治らないのでしょうか?
厚生省調べの「国民生活基礎調査(平成22年)」によりますと、現在の日本では腰痛が自覚症状のある不調の第一位となっております。それだけ多くの人が頭を悩ませる腰痛は、マッサージや整体に通っているにもかかわらず一向に良くならないということが多々あります。
腰痛とは一生付き合っていくものだと腹をくくっている方も大勢いらっしゃいますが、それは腰痛の根本的な原因を解消することが出来ていないせいで腰痛が解消されないのです。慢性的な腰の痛みも、きちんとした処置をすれば治ります。
何故マッサージや整体による施術は効果が薄いのかと言いますと、それは表面の筋肉をほぐす施術しか行うことが出来ないためです。腰痛の原因は身体の芯の筋肉にありますから、その場では痛みは和らぎますが、時間が経てば痛みが再発してしまいます。また、腰痛は放っておくと痛み、腫れ、熱感が強まっていき、最終的には重症化することがありますから早めに対処しましょう。
ここで腰痛の原因を挙げてみましょう。
腰痛の原因を3つに大別
筋肉への過度な負担
骨盤の歪み、背骨の歪みを始め、筋肉の緊張、体重の増加によって腰回りの筋肉へと負担がかかり続けることが原因で発生する場合です。デスクワークなどの長時間にわたって同じ姿勢を維持する仕事をしていらっしゃる方にも同様のことが言えます。
急性腰痛
急激に大きな衝撃が腰に加えられることで発生する腰の痛みを急性腰痛と言います。特徴として、発生時に腰に瞬間的に大きな痛みが加えられます。端的に言えばぎっくり腰ですが、急性腰痛は身体を捻った時やくしゃみをしたときにも起こり得ます。
身体のバランスの乱れ
日頃から同じ方向に身体を捻るスポーツなどをやっている(ゴルフなど)、足をいつも同じ方向に組んでしまう、鞄を常に同じ手や肩で持ってしまうなどのことをしていると、徐々に身体のバランスが乱れていきます。結果、筋肉に負荷をかけて姿勢を維持しようとしますので筋肉は硬くなっていき、それが痛みを発する原因となります。